当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

犬のしつけと飼い方の基本|初心者が知るべき5つのポイント

犬のしつけ

このページをご覧の方は、しつけの重要性もしくは必要性を感じておられる方だと思います。たしかに犬と暮らす上で「しつけ」は避けて通れない課題です。しかし、「言うことを聞かせること」ばかりに気を取られていませんか?しつけで最も重要なことは、「服従させること」ではありません。本記事では、しつけの考え方と、そのスタートラインである“飼い主の姿勢”について解説します。

しつけの目的は、問題行動やトラブルの防止

そもそも「しつけ」とは何か、何のために実施するのか、考えたことはありますか?

その答えは人によって異なります。しつけは問題のある犬に行うものだと考えている方もいるでしょう。しかしそれは間違いです。犬のしつけは問題行動を未然に防ぐために実施するものです。なぜなら、問題が発生してから対処するより、予防策を講じた方が飼い主の負担が遥かに少なくて済むからです。

ここでいう問題行動とは「飼い主や近所の人などが容認できない行動、動物自身または飼い主を含む人間や財産を傷つける行動のいずれか」と定義しています。簡単に言うと、その犬の行動を問題視する人が一人でもいれば、問題行動と見なされるのです。

しつけの目的は、このような問題行動を防止すること。犬と飼い主の良好な関係を作り維持しつつ、周囲の人に極力迷惑をかけずに飼育することです。しつけとは、「人と犬とが安心して暮らしていくための土台づくり」ともいえるでしょう。

しつけの目的に関しての詳細はこちら(執筆中)

犬を飼う上で最も大切なこと ― 飼い主のモラル

犬との生活は、まず「飼い主が人としてどうあるべきか」を問うところから始まります。犬たちは人間社会のマナーやルールを理解することは出来ません。それを理解できるのは人間だけです。従って、人間が犬たちの行動を引き出し、人間社会に受け入れられるよう制御する必要があります。ノーリードでの散歩や排泄物の放置といったルール違反はもちろん、他人や他の犬への配慮がない行動(嫌がる犬に無理矢理挨拶させる、吠えの放置など)も、トラブルを引き起こす原因になります。

この記事を執筆している2025年8月、私の家の周りで毎日のように犬の糞が放置されているのを見かけます。愛犬家への風当たりが悪くならないかとても不安です。


しつけの前提として、飼い主が周囲に配慮し、犬と社会をつなぐ責任を自覚していることが何より重要です。飼い主のモラルが欠如していれば、しつけを実行しようとさえ思わないでしょう。

具体的なルールや守ってもらいたいマナーについての詳細はこちら(執筆中)

しつけは犬種選びの段階で始まっている

犬との暮らし方は十人十色です。のんびり散歩を楽しみたい人もいれば、アジリティなどの競技に挑戦したい人もいるでしょう。

しかし、犬には犬種ごとに適切な運動量、警戒心の強さ、吠えやすさなどの特性があり、それが飼い主の理想と合っていないと、問題が発生することもあります。ワンちゃんと一緒に積極的に外で活動したい、アジリティやディスク競技をやりたいという方であれば、ボーダーコリーやコーイケルホンディエも選択肢に入るでしょう。しかし、家でゆっくりワンちゃんと過ごしたいという方がこれらの犬種を迎えると、高確率で活動不足によるストレスが溜まり、攻撃的になるなどの問題が発生します。

逆にチワワなどの小型犬や、おとなしい性格のワンちゃんの場合、過剰な運動は体への負担や精神的ストレスの原因にもなりえます(絶対に無理というわけではない)。犬種の特性を理解し、ご自身のライフスタイルに合った犬を迎えることも、しつけの一環といえるのです。

犬種選びのポイントはこちら(執筆中)

犬のしつけ基本は、犬の欲求を適切に満たすこと

「しつけ」と聞くと、多くの方が「おすわり」や「まて」などの行動訓練を思い浮かべるかもしれません。しかし、しつけの目的は芸を教えることではなく問題行動の予防です。

まずはワンちゃんの欲求がしっかり満たされているか確認してください。なぜなら、欲求不満だとストレスがたまりやすく、お散歩中の強い引っ張りや興奮、過剰咆哮などの問題を誘発しかねないからです。

安全安心

基本的な欲求の中で見落とされがちなのが「安全・安心の欲求」です。犬が常に不安や恐怖を抱えていれば、心身のバランスを崩し、問題行動につながるおそれがあります。

毎日、窓の外の通行人に警戒吠えしている場合は安全安心の欲求を満たせているとはいえません。まずはストレスの少ない環境を整えてあげましょう。そのためには犬という動物の生物学的特性を理解し、どのような環境であれば犬たちが安心して生活できるのかを知る必要があるのです。

 

犬たちが安心して暮らせる環境についての詳細はこちら(執筆中)

運動欲求・狩猟欲求

犬種差はありますが、多くの犬には狩猟欲求があります。ボール遊びや引っ張りっこで欲求を満たしてあげましょう。運動欲求が強い犬種であれば、家の中の遊びだけでは不十分です。ディスク競技やアジリティ、K9ゲームなど、活発に活動できる場所に連れていってあげる必要があります。

優先順位が高いしつけ ― 社会化・飼育環境・生活習慣

しつけの中でも特に優先度が高いのが「社会化」「飼育環境の整備」「生活習慣の確立」の3つです。

様々環境になれされる「社会化トレーニング」

とくに社会化トレーニングは「生後3ヶ月までにできるだけ多くの刺激に慣らす」ことが求められ、実施する時期がとても重要です。ワクチン接種が終わっていない時期でも、抱っこやキャリーケースで外の世界を見せてあげましょう。この時期に様々な環境に慣れさせておかないと警戒心が強くなり、人や他の犬に吠えやすくなる傾向があります。

日常生活におけるストレスを減らし、人間社会の中で安心して暮らせるようにするには、この時期の働きかけがとても大切です。

社会化についての解説と具体的なやり方はこちら(執筆中)

環境設定

問題の中には、犬の行動を変えることがほぼ不可能なものもあります。たとえば、家の中から窓の外を見て、通行人に吠えかかるというケースです。残念ながら、この問題に対する解決策は、「家の中から外を見えないよう窓に目隠しをする」以外にはありません。この場合は犬の行動を変えるのではなく、環境を変えることでしか問題解決にはつながらないでしょう。

また、ワンちゃん専用の寝床がない、もしくは快適に眠れる寝床になっていない場合は、充分な休息がとれないことがあります。休息が不十分だと、常にイライラした状態となり、吠えや噛みつきといった攻撃行動を誘発しかねません。このようなケースでは適切な寝床を用意してあげるのが、なによりも大切です。ワンちゃんが安心して休める環境になっているか、今一度確認してみましょう。

 

具体的な環境設定のやり方についてはこちら(執筆中)

生活習慣

生活習慣も犬たちの行動に大きく影響します。過剰な吠えや散歩中の強い引っ張り、攻撃行動が見られるワンちゃんは、日頃の活動量が少ないケースが散見されます。ワンちゃんが暇でストレスを抱えてしまっているということです。

生活習慣の中にストレス要因があり、それが問題の原因になっていることは決して少なくありません。この場合、生活習慣を改めない限り、褒めるしつけを実践しても効果は期待できないでしょう。褒めて行動を変えようとする前に、ワンちゃんの生活習慣が適切であるか確認することも大切です。

生活習慣に関しての詳細はこちら(執筆中)

まとめ

この記事では、犬のしつけと飼い方の基本的な考え方について解説しました。犬のしつけは「犬に何かを教える」、「犬の行動を変える」だけでは不十分なのです。最新の研究に基づくやり方では、飼育環境や日々の生活習慣も重視しています。幼少期の経験、犬種特性、環境や習慣の重要性が少しでも伝わったのであれば幸いです。

PAGE TOP