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犬のしつけは犬種選びから始まる!初心者が知っておきたい犬種の重要性

犬のしつけ

皆さんはどのような基準で迎えるワンちゃんの犬種を決めているでしょうか?多くの方が、見た目のかわいらしさを一番の判断にしているように思えます。もちろん、それも犬種選びの上で重要な要素となることは間違いありません。しかし、見た目よりも重要な要素があります。それは、犬種特性です。犬種によって適切な運動量はことなります。また、活発な性格・大人しい性格など、体力や性格面でも大きな違いがあるのです。ここをまったく意識せずにワンちゃんを迎えてしまうと、飼い主さんのイメージと現実に大きなギャップが生まれてしまい、問題に発展することがあります。犬のしつけは犬種選びの段階ですでに始まっているのです。

この記事では、犬種選びが「しつけ」や「問題行動」とどのように関係しているのか解説します。

犬種特性について

犬という動物の特徴として、種類の多さがあげられます。猫やサルにも種類はいくつかありますが、犬ほど多くはありません。犬は他に類を見ないほど、種類が多いのです。その理由は人間が意図的に作り出したからです。

犬種が生まれた背景と役割

犬は、人間と一緒に生活をするようになり様々な役割を与えられました。そしてその役割に応じて品種改良がなされ、様々な特性を持った犬種が生まれました。その数は非公認のものを含めると700以上になるといわれています。

犬種によって求められる運動量・活動量は大きく変わります。例えば、ボーダーコリーは多くの運動が必要とされることで有名です。これは、牧羊犬としての仕事をこなせるよう、人間が意図的に改良した結果です。

一方でゴールデンレトリーバーはそこまで活発ではありません。遊び好きであることは変わりませんが、ボーダーコリーほどの運動をさせるとオーバーワークでしょう。

吠えやすさ・興奮しやすさは犬種差が出やすい

吠えの傾向や興奮のしやすさも犬種によって差が出やすい項目です。ミニチュアシュナウザーやテリア系は警戒吠えの傾向が高いことで知られています。逆にゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーは警戒心が比較的低く、警戒吠えの頻度も少なめです。もちろんこれはしつけをした場合の話であり、しつけをしなければどんな犬種であっても問題が発生する確率は高くなります。

犬種選びのポイント

ワンちゃんを迎えたあとで、「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは避けたいものです。そうならないために、事前の準備をしっかりとやっておきましょう。

自分が望むワンちゃんライフと犬種特性を理解する

まず、犬を迎える前に「どんな生活を送りたいか」をしっかりイメージし、それにマッチする犬種を選ぶことが大切です。ここが抜けてしまうと、理想と犬種特性のミスマッチが起きる危険があります。

家でゆっくり遊びたい・K9ゲームやドッグダンスをやってみたい・アジリティやディスク競技をやりたいなど、飼い主さんが求める犬との生活は様々です。イメージと犬種特性が合っていないと、人も犬も大きなストレスを感じる可能性があります。

毎週末にアジリティを本格的にやりたいという方であれば、ボーダーコリーやコーイケルホンディエを選択肢に入れてもよいでしょう。ただし、彼らは疲れ知らずなので、人間にも相当な体力がなければ、一緒に競技を楽しむことはできません。

逆にビーグルのような匂い嗅ぎが大好きなワンちゃんであれば、アジリティをやるよりもノーズワーク(匂い嗅ぎで、フードやおもちゃを探すゲーム)がお勧めです。

また、暑さや寒さに対する耐性も犬種によって異なります。寒い地方の犬種(シベリアンハスキーなど)や、短頭の犬種(ブルドッグやボストンテリアなど)は、暑さに弱いです。特にシベリアンハスキーは人間が寒いと感じる20℃以下が適温です。飼い主は真夏でも寒さ対策が必要になるかもしれません。その分、光熱費も余計にかかります。そういった現実もしっかり認識した上で、迎えるワンちゃんを選びましょう。

さらに、犬種によってかかりやすい疾患もありますので、迎える前に調べておくことを強くお勧めします。

イメージと現実がミスマッチだった場合

活発でたくさんの運動を必要とするワンちゃんが、散歩しかさせてもらえない生活を送った場合どうなるでしょうか?

高い確率で欲求不満となり、ストレスによる過剰な吠え、攻撃的な行動などの問題が発生します。この場合、必要な運動量・活動量を満たせなければ、いくら褒めたり叱ったりしたところで問題解決には至りません。仮に、ワンちゃんと触れ合う時間を増やすことが出来ないのであれば、ペットシッターを雇うか、犬の幼稚園に預けるくらいしか解決方法はないでしょう。費用の面からそれさえも難しいのであれば、八方塞がりでどうすることも出来なくなってしまいます。

ワンちゃんの犬種特性や個性に合った生活を送ることは、問題行動を防止する上で重要なことなのです。

※個体差もあるので、犬種特性と個性が異なるワンちゃんもいます。犬種特性を考えることは重要ですが、理想と現実のミスマッチを完全に防げるわけではないこともご理解ください。

ミックス犬は犬種特性が分かりにくい

顕性遺伝子・潜性遺伝子がどのように影響し合うのか分からないため、子犬が将来どのような性格になるのか予測が難しいです。「穏やかな子になると思っていたら、非常に活発で手がかかる性格に育った」など、イメージとのギャップに戸惑う飼い主も少なくありません。ミックス犬を選ぶ際は両親の犬種特性を把握し、どちらが強く出るかは子犬が成長するまで分からないということを理解した上で迎えるようにしましょう。

私がコーイケルホンディエを選んだ理由

参考までに、私がコーイケルホンディエを選んだ理由を紹介します。私がこの犬種を知ったとき、私はまだトレーナーの訓練生でした。活発で遊び好きという犬種特性にトレーニングのやりがいを感じたのを覚えています。

コーイケルホンディエの特性

コーイケルホンディエは活発な性格で、遊ぶのが大好き、食べるのも大好きという子が多く、トレーニングする上でご褒美として使えるものが多いです。褒め言葉や食べ物をご褒美にするのではなく、遊んであげることで犬のやる気を引き出すことが出来るのです。アクティブで遊び好きのワンちゃんは、コツを知っていればトレーニングの成果を最大限に引き出せる一方、コツを知らないと全くいうことを聞いてくれません。その意味では、上級者(※)向けの特性ともいえるでしょう。

※上級者とはドッグスクールでしつけとハンドリングの基本を学んだ人のことであり、決して犬を長く飼っているという意味ではありません。

トレーナーとしての好奇心

犬と様々な活動をしてみたかった私にとって、ハイパーアクティブな特性を持つコーイケルホンディエは理想の犬種でした。アジリティもやってみたいと思っていましたし、先述の通りハイパーアクティブな子はしつけにコツが必要で難易度も高めです。難易度の高いことをやってみたいという、トレーナーとしての好奇心をかき立てられたのもコーイケルホンディエを選んだ理由でした。

コーイケルホンディエの紹介記事はこちら

まとめ

この記事では、犬種特性がしつけをする上で重要な要素となり得ることを解説してきました。なんとなく見た目の可愛さだけで選んでしまうと、思い描いていた犬との生活が送れないかもしれません。ワンちゃんとの楽しい生活のためにも、性格だけでなく日本の気候への適応度や、かかりやすい疾患なども把握しておきましょう。それらを知るには今飼っている人に聞いてみるのが一番です。ポジティブなことしか書かれていない図鑑などを参照するより、ネットの書き込みでもよいので、飼っている人の声を聞いてみるとよいでしょう。これからワンちゃんを迎える方が犬種選びをする際の参考になれば嬉しく思います。

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