このページでは、子犬を迎えたら必要になるものを紹介します。ここで紹介するものは初日から必要になるものです。子犬を迎える前に準備しておきましょう。
- クレート
- サークル
- トイレシーツ
- トイレトレー
- 食器
初日から使用するものもありますので、子犬が来る前にそろえておくようにしてください。通販でも手には入りますが、お店で実物を見ながら決めた方が、リスクは低いと思います。それでは一つずつ見ていきましょう。
クレート
クレートとは犬小屋のことです。ワンちゃんが安心して眠るための必須アイテムと言っていいでしょう。初日から必要になりますので、子犬を迎える前に購入しておくようにしましょう。いろいろなメーカーから販売されており、ワンタッチで分解して畳めるもの、扉が左右どちらからでも開けるものなど、それぞれ長所短所があります。ご自分で納得したものを購入するようにしてください。
大きく分けて、プラスチック製と布製の2種類がありますが、子犬の頃はプラスチック製がお勧めです。布製ですと、囓って破いてしまうこともあるので、成犬になってから買い換える場合に検討するといいでしょう。
次に重要なのは大きさです。ワンちゃんがお座りしても、立った状態で頭を上げても、天井に触れない程度の大きさが目安です。立った状態でギリギリですと、お座りしたときに頭があたってしまい、ストレスの原因となります。アメリカでは、州によって法律で大きさが定められているため、飛行ルートによっては、クレートの大きさを理由にワンちゃんの飛行機への搭乗を断られることがあります(私が小学生の時断られました)。
子犬の時は将来的にどれくらいの大きさになるか分かりません。子犬のうちは問題なくても、成長後は小さすぎて買い換えが必要になります。大きすぎるのも問題がありますので、小型犬以外は最低1回、買い換えが必要になると認識しておいてください。
※ワンちゃんが大人になってくれば、何時間もクレートに入れておく機会は減ってくるので、少しくらい小さくても大丈夫です。
このクレートは写真の犬には小さいです。連続で何時間もクレートに入れておくとストレスを感じてしまうでしょう。
高さはこのくらいが限度です。クレートを選ぶ際は参考にしてください。
サークル
サークルはセットで売っているものと、バラで購入して好きな形に組み立てるものがあります。ワンちゃんの行動を制限し、誤飲や排泄の失敗のリスクを下げることが出来ます。子犬のしつけには必須といっていいアイテムですので、購入するようにしましょう。
トイレシーツ
ワンちゃんのトイレです。製品にもよりますが、おしっこを3~4回分くらい吸収することが出来ます。
こちらもクレートと同じで、大きさが重要です。排泄の失敗で多いのが、「トイレの上でしているのに、はみ出してしまう」というものです。この原因は、「トイレが小さすぎる」です。トイレの大きさの目安は、ワンちゃんの体の長さです。トイレシーツや後述のトイレトレーは長方形ですが、短い辺がワンちゃんの体より短いと高確率ではみ出します。
トイレを設置するときは、ワンちゃんがどの向きを向いても、お尻がはみ出さないようにするといいでしょう。小さいトイレシーツを購入して敷き詰めても問題ありません。
トイレを覚えるまでは、ワンちゃんの大きさに対して、最低これくらいの大きさのトイレが必要です。完全に覚えてしまえば、もっと小さくしても問題ありません。
トイレトレー
子犬のうちはいろいろなものを囓ります。トイレシーツも子犬にとってはオモチャです。
ちょっと油断するとこんなことに……
これを防ぐためにはトイレトレーの使用がお勧めです。トイレトレーはトイレシーツの上にメッシュをかぶせて固定する道具です。これを使用すればトイレシーツを囓ることは出来ません。いたずら防止には便利ですので、出来れば購入しましょう。
これは一般的なトイレトレーです。土台とメッシュ、メッシュを固定するカバーの3ピースです(2ピース製品もあり)。
トイレシーツ使用方法
メッシュを外してトイレシーツを敷きます。 | トイレシートの上にメッシュを設置します。 | メッシュをカバーで固定して完成。シーツは囓れません。 |
食器
食器はご飯用とお水用にあった方がいいでしょう。食器がなくても、コング(後日解説予定)などのオモチャであげることも出来ますし、お水も飲水器であげている人もいます。しかし、あった方が便利なのは確かなので、必要に応じて購入するようにしてください。
高い位置でお水を飲むと、器官に入って咽せてしまうことがあります。お水をあげるときは台の上には置かず、低い位置で飲ませる方が良いそうです。
おわりに
以上が子犬を迎えたら必要になるものです。子犬を迎える前に用意しておくといいでしょう。他にも必要になるものはありますが、ワンちゃんの性格や行動にもよりますので、必要に応じて購入すれば問題ありません。 これから、子犬を迎える方は参考にしてみてください。