褒め言葉の重要性と教え方

犬を褒めるときは、犬が喜ぶことをしてあげるのが一番です。そしてワンちゃんを効率よく喜ばせるにはフードをあげるのが最も簡単で効果的。

しかし、この方法はフードを持っている場合しか使えません。ワンちゃんとお出かけするときはフードポーチにフードを入れて、いつでもあげられるようにしてもらいたいのですが、フードを切らしてしまうこともあると思います。何より毎回「フード」というご褒美を与えるのは飼い主の負担も大きいですよね。


そこで重要なのが、褒め言葉です。フードをあげる代わりに「いいこ」とか「おりこう」等の言葉をかけるだけで、同等の効果が得られるので圧倒的に楽です。



しかし、犬たちは言葉の意味を理解できませんので、言葉を意図的に教えないと褒め言葉をかけても伝わりません。このページでは褒め言葉の重要性、効率の教え方と教える際の注意点について解説します。

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褒め言葉を教えるメリット

褒め言葉を教えると、しつけをする上でとても便利です。逆に褒め言葉を教えていないと、効率の悪い物になってしまいます。褒め言葉を教えるメリットを理解し、今後のしつけに活用してきましょう。褒め言葉を教えることによるデメリットはありません。

 

フードがないときも対応可能

ワンちゃんと外出するときは常にフードを持って行くことが望ましいのですが、忘れてしまったり、足りなくなってしまうこともあるでしょう。褒め言葉を教えておけば、フードがいないときでも効率よくワンちゃんを褒めることが出来ます。これにより、褒める回数が格段に増えるので、ワンちゃんの学習速度が早くなります。

 

ご褒美として使用するフードを減らせる

褒め言葉を教えることで、フードをあげる回数を減らすことができます。つまり食べすぎによる肥満リスクを減らせます。
また、ご褒美のフードがドッグフードではなく、所謂「ワンちゃん用おやつ」だった場合、与えすぎると栄養バランスが崩れ健康面のトラブルにつながることがあります。 ご褒美として与えるフードの量を減らせれば、このような健康上のリスクも回避できますので、褒め言葉は必ず教えておきましょう。しつけの基本です。

 

フードをあげるよりも早く対応できる

前回、褒めるのは行動直後というお話をしました。しかし、フードを取り出すのに時間がかかると、「行動直後にご褒美をあたえる」は達成できないことがあります。言葉を使って褒めた方が、フードを取り出す時間は節約できるので、「行動直後に褒める」のが簡単です。



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褒め言葉を教える際の注意点

褒め言葉を教えるときには、守るべき音があります。これらが守れていないと褒め言葉を教えるだけで無駄に時間がかかってしまいます。また実際にしつけをする際、褒め言葉を有効活用できなくなります。褒め言葉を教えるときは以下の3点を守るようにしてください。

 

短い言葉にする

褒め言葉はなるべく短い言葉にしましょう。4文字以内が目安です。おすすめは「いいこ」「おりこう」「good」などです。「お利口さんだね」や「よくできました」等は長過ぎなので避けてください。しつけでは連続でワンちゃんを褒めることがあります。そのような場合、長すぎる言葉はとても使いにくいのでトレーニングに悪影響を及ぼすでしょう。

 

言葉は一つだけにする(家族間でも共有する)

褒め言葉をワンちゃんに教えるときは1つだけにしてください。複数の言葉を教えると、学習に時間がかかり非効率です。たまに夫婦で別の褒め言葉を使用しているケースがありますが、褒め言葉を覚えるのに倍の時間がかかってしまいます。学習できないわけではありませんが、無駄に手間が増えるだけでいいことは一つもありません。

途中で変えない

「いいこ」を褒め言葉として教えていたのに、途中から「おりこう」に変えるなど、トレーニング中の変更もNGです。せっかく覚えたのに最初から教え直さなくてはならず、無駄な手間がかかってしまいます。

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教え方

褒め言葉の教え方は簡単です。褒め言葉(ここでは「いいこ」を褒め言葉として使用します)をかけてからフードを一粒与える。これだけです。これを朝晩10回繰り返しましょう。1日合計20回ですが、子犬であれば1週間~10日程度で覚えます。

これなんか聞いたことある……。なんとかの犬……

パブロフの犬ですね。犬にご飯を上げる直前に、毎回ベルを鳴らしていたら、ベルの音を聞いただけで涎を出すようになったという話です。

そう!それ! そのパブロフの犬と褒め言葉って同じなの?

ベルの音が言葉に変わっただけで、学習のメカニズムは同じです。


ベルの音の直後にフードをあげると、「ベルの音=フード」となるので、ベルの音だけで涎がでるようになります。

褒め言葉も同じで、フードをもらったときのポジティブな感情が言葉と結びつくから、言葉をかけただけで犬が喜んでくれるようになるのです。

 

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褒め言葉を覚えたかどうかの判断

覚えたかどうかの確認も簡単です。褒め言葉をかけてみて、ワンちゃんが「フードくれるの?」という期待感をもってこっちを見れば覚えています。逆に、褒め言葉をかけても無視していれば覚えていません。

この動画では「いいこ」と言葉をかけたとき、犬が反応し飼い主に注目を向けていますので、褒め言葉を覚えていると判断できます。


一度教えたら、永久的に使えるの?

いいえ。褒め言葉のトレーニングを全くしなければ、ワンちゃんも忘れてしまいます。
これから他のこと(オスワリやマテ、おいで等)を教えるときに、褒め言葉をかけてからフードをあげると、褒め言葉を忘れにくくなります。


 

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まとめ

いかがでしょうか? 褒め言葉を教えておくと、毎回フードをあげなくてもトレーニングが成立します。軽視されがちなトレーニングですが、褒め言葉を教えないとしつけは不可能と言っても過言ではありません。しっかり教えておきましょう。

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参考文献・お勧め書籍

鹿野正顕『犬にウケる飼い方』ワニブックスPLUS新書,2021.

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